第3話「≪月≫が昇るプールサイド」
アニメ「いつか天魔の黒ウサギ」第3話が放送された。
悪夢のような戦いは終わり、ようやく大兎に平穏な学園生活が戻ってきた。しかし、大兎の幼なじみである遙にとっては、そうではなかったようだ。
学校に、沙糸ヒメアが転校してきた。遙にとって、それは悪夢の始まりだった。これまでバランスの取れていた、遙と大兎の関係に、大きな影響を与えかねない存在なのだ。
昼休み、遙は思い切って、大兎に気合を入れて作ってきた手作り弁当を差し出す。しかし、大兎の表情は芳しいものではなかった。
それもそのはず、クラスメイト達の視線が大兎に突き刺さっていた。そこに感じられるのは、二股、嫉妬、妬み。平穏な学園生活をおくりたいなら、この注目は遠慮したい所だろう。
どうしたものかと悩んでいる大兎に、今度は勢いよく教室にヒメアが入ってきた。手にはコロッケパンが2つ。
「大兎いる?また今日も一緒にお昼食べるぞー。」
今日は私がコロッケパンを買って来たのだと、教室にいる遙やクラスメイトの事など気にもとめず、大兎を連れていこうとしていた。
手作り弁当を差し出すポーズのまま固まっていた遥は涙目だった。そしてさらに、今日はどこで食べようかと追い打ちの言葉をかけ続けるヒメア。
月光の呼び出し
そんな中で、大兎の携帯が鳴り響く。着信相手は、生徒会長の紅月光だった。彼は、大兎に要件を明瞭完結に言う。
「すぐに来い。」
電話中、手作り弁当を差し出すポーズのまま固まり続けている遥と、コロッケパン2つを差し出したまま待ち続けるヒメア。大兎は機転を利かせ、生徒会長に呼び出されたのだと言い張り、遥の手作り弁当を受け取り、ヒメアを教室から連れ出すのだった。勿論生徒会室に行く気はない。
日向を倒した時、俺確か死んだはずじゃ…。
大兎は、先日の日向との戦いを思い出していた。彼は、15分の間に7回たしかに死んだのだ。何故彼は、今こうして生きていられるのか。
思い悩む中、校内放送が鳴り響く。午後からの授業と部活は無し、生徒は速やかに下校する事と。
軍に所属する謎の女性
数冴紗英子。彼女は、とある秘密を管理する謎の組織「軍」に所属している。
「軍」のはった結界のおかげで、ヒメアの存在は教会やテンペロン・クローリーにも知られずに済んでいるのだと言う。
紗英子は、月光を含む生徒会達に、現状の報告と説明を行い、生徒会の役割を告げるのだった。
生徒会の役割、それは聖地を管理し、時折そこに迷いこんでくる侵入者を排除する事なのだと。そして、その見返りに、生徒会は授業を含む全ての義務から開放されるのだと言う。
大兎が目移りしないように、私以外の女の子とりあえず全部殺すね
大兎を取り合う遥とヒメア、そしてプールでスクール水着姿のヒメアと美雷に絡まれる大兎。とにかく、大兎には羨ましい状況が続き、見所が満載でした。
そして、今でこそ月光のそばにいる美雷だが、美雷との契約は簡単なものではありませんでした。今明かされる、月光と美雷の過去。美雷は、何故キスをされなければ力が開放されないのか。
…そして、月光の前に現れた新たな刺客とは?
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